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CASSHERNのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

CASSHERN(2004年製作の映画)
2.0
そこはアメリカが存在しない世界。大東亜連邦共和国の遺伝子工学の権威・東博士(寺尾總)は人体のスペアパーツを可能とする新造人間の開発に勤しんでいたが、その結果生まれたブライ(唐沢寿明)は人類に宣戦布告。博士は、自分に逆らい戦場に赴いて戦死した息子・鉄也(伊勢谷友介)を新造人間としてよみがえらせた…。 
吉田竜夫原作の名作SF-TVアニメを『SAKURAドロップス』など数々のPV演出で知られる紀里谷和明監督が、その独自のイマジネーションを駆使して映画化した話題作。
エフェクト掛けまくりの映像は様々な文化を組み合わせた独特な美意識でかっこいいし美しいけど、アクションシーンで良かったのは中盤のキャシャーンと戦闘ロボットのバトルだけで寄りが多くて何をやっているか分からず、延命のみを目的にした医療に対しての違和感や反戦のメッセージは上手くストーリーの中で描かれておらずセリフで直接的に描いているだけで、まだキリタニ監督は本領を発揮しきれていない凡作。
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