赤ちゃん押し付けられ騒動と看護婦の京子さんへの恋心を描いた男はつらいよシリーズ第十四作
先週柴又に行ってきたから
土地勘もついてよりこのシリーズに
親しみを持って観ることが出来た
今回から3代目おいちゃんになって
松村達雄のおいちゃんに慣れてきた
ところやったから寂しさは感じたけど、
下條正巳演じる3代目のおいちゃんも
柔らかい印象で好きになれそう
冒頭で機械に巻き込まれて
病院に運ばれた博にめっちゃ心配した
ほんま大事に至らんくて良かった
さくらの安心した表情もいいけど、
社長の「良かった」もほんまに沁みる
社長の責任感と思い遣る気持ちに感動
赤ん坊を押し付けられるわけやけど、
赤ん坊を怒鳴る男を怒るんじゃなくて
一緒に酒飲んで事情を聞いてから
諭す寅さんが大人で素敵やった
赤ん坊置いてった男はほんま最悪
「病院のきゃんごふさん」
京子さんと寅さんが出会った時の
みんなのやれやれって顔に笑った
京子さんの前だけ赤ん坊を可愛がったり
赤ん坊を出しに使って京子さんに会いに
行こうとする寅さんは嫌やったな
社長の赤ちゃんの癒し方好き
もう木曜日と、まだ木曜日で
寅さんと社長が喧嘩するのは笑えた
ただこれは社長に同情せざるを得ない
「なに社長の金の苦労に比べりゃ
俺の色恋沙汰の苦労なんてな
へっ屁みてえなもんだよ」
たとえ十中八九振られようとも
自分に諦めをつけるためにも
想いを伝えることが大切やって
説く寅さんの言葉は重みがあったな
大川さんを応援する気持ちはあったんやろね
やからこそ京子さんと大川さんが結ばれた時の
悲しみだけではない表情が胸に残った
ラストの赤ん坊に会いに行くシーンも沁みる
「アメ降って痔固まる」
