ノルウェーの作家タリエイ・ヴェースオースの小説「Is-slottet（氷の城）」が原作。幻の名作をニコ動で発見。

白銀の山村。11歳の少女シスは1人、一軒の家に向かっている。
待っていたのは叔母と暮らしている少女ウン。
中に入ったシスのうなじを見つめるウンはシスと部屋に入る。
部屋の壁には映画女優らしきポスターがいくつかと、亡くなったというウンの母の写真が。

あなたと二人きりになりたいからと部屋の鍵を閉めるウンはシスとベッドに並んで座りシスの足に触れそうになると立ち上がり、突然、楽しいから一緒に服を脱ごうと言い、脱ぎ始める。
ちょっと躊躇するがシスも脱ぎ、二人は全裸で向き合う。
ウンは寒いからとすぐにまた服を着ながら、誰にも言っていない秘密を話すと言うが「やりたいことがあるの。私、天国に行けるかな？」という曖昧なもの。

それでもこの事は内緒よと約束する二人。
回想シーンで、二人は同じクラスで、ウンは転校生で誰とも遊ばない少女だということが分かる。
翌日、学校にウンが来ないので不安なシス。
ウンは途中、足を滑らせて落下した後、滝の周辺が凍って”氷の城”のようになっているところに出て、氷柱が並ぶ空間の中に入っていったのだ・・・

言葉少ないあの部屋での不思議な時間、二人の感情は。。
ウンのやりたいこととは何だったのか。。

北欧の雪の世界の神秘的で幻想的な物語。好きです。

ベルギー ゲント(ヘント)国際映画祭: グランプリ

2人の少女シスとウンが部屋で服を脱ぎ合い2人だけの秘密にした後にウンが失踪。氷漬けになった少女を幻想的に映す神秘的なノルウェー産映画。

VHS／Import DVD