ワイスピ並みにハゲが沢山出てきますが、想像以上につまらない作品でした。
ワイスピに登場するキャスト陣が野球で言う一軍レギュラーだとしたら、この作品で登場するキャスト陣は二軍の控えです。
ストーリーも何か全然入ってこないし、何も面白くない。
100分観るのが辛すぎてまさに拷問でした。途中で断念。６回降雨コールドゲームです…。

• #コールドゲームで試合終了。
• #私の好きなハゲはここにはいない。

最高機密の貨物を乗せたまま消息を絶った潜水艦が三か月後、発見される。ライアン教授率いるチームが調査のため潜水艦に乗り込むが…というストーリー。
潜水艦を舞台に巨大サソリと戦うモンスター・アクションです。
潜入したチームが見たものは何者かに惨殺されたクルー達の死体が転がる地獄のような光景だった。不自然なまでに損傷した死体や艦内の光景に不気味な物を感じながら、任務遂行のために艦の機能を回復しようと試みるが、やがて彼らは艦内にな「何か」が潜んでいることに気付く、という内容です。
「ポセイドン」公開時に便乗したのでこの邦題になったのでしょうが、舞台が潜水艦というだけで深海に由来する怪物が出てくるわけじゃないし、転覆してるわけでもないし、これで「ポセイドン」冠つけるのは剛腕過ぎないか…？
冒頭から巨大サソリ出て来て「お！出し惜しみせずにバンバン出すのかな」と思ったら、そこから中々登場しません。サソリもPS2レベルのCGで、人間襲撃するときも飛び掛かって来るか尻尾の針で刺すだけで平凡過ぎて個性出せてないですし、サソリたちの女王ティアマットも一回りデカくて黒いだけで他のサソリとの違い感じられません。サソリの襲撃シーンもグロ描写ほぼなくて淡白で盛り上がりに欠けますね。終盤で上半身引きちぎられる所くらいかな。そこも見せ方淡々としてたな。
基本的に「エイリアン2」を潜水艦を舞台にしただけですが、どうせ「怪物VS特殊部隊」という展開なんだからノンストップでやってくれればいいものを、ダラダラと兵士達や科学者のどうでもいい会話が多すぎて、そのせいでサソリたちも出てこないのでダレにダレます。会話シーン多いくせにサソリたちの説明が終盤近くまでロクにされないのもいただけませんね。この単純なストーリーで100分チョイの収録時間は長すぎましたね。
登場人物もテレビで見たペット探偵の話する兵士とか、陽気な兵士、新人兵士などキャラ立ってるようで深掘りされないから印象に残る人いませんでしたね。変人なオタク科学者も何の役にも立たないままアッサリ序盤の方で退場しちゃうのも残念。もっと活かしたらよかったのに。ヒロインの女科学者もエラそうで強硬な態度兵士達に取り続けて、終盤は改心するとはいえ、好感持てなくて感情移入できませんでしたね。ただ、女優さんは、もう一人の脱ぎ要員の悪い女科学者も含めて美人でした。
バトルシーンもろくにサソリが映らないままただ、兵士たちが銃撃ち続けるだけなので盛り上がりにかけましたね。もうちょっと被弾したサソリたちのシーン増やしてほしかったな。企業から派遣された悪人との戦いは少しながら結構見事な跳び蹴りする所はちょっと「お！」と思いました。
最後のオチは意味不明ですがB級魂溢れてて嫌いではないかな。というかスコーピオンキングかよ(笑)
テンポも悪いし、モンスターのCGもショボくてこれといった特徴もないですし、オススメは出来ないモンスター映画ですね。

生まれて初めて途中で見るのをやめた映画。