イーストウッド監督第三作「愛のそよ風」は久しぶりに「危うく見逃すところだった」という映画好き特有の感性を思い出させてくれる愛すべき逸品です
『無邪気な脚本』とイーストウッドはこの映画のシナリオと誉めたそうですが完成作品もそのままその言葉がはまりそうです。
高校の頃にテレビ放映で観ましたが当時はイーストウッドはウェスタンスターとしか見てなかったし、そもそもこのような若い娘と初老の男のメロドラマなんて楽しめる筈がない。
最近放映されたので観直せば何と味わい深いメロドラマか。
逃してたら勿体ない所でした。
ケイ・レンツという女優はイーストウッドも結構入れ込んでたようでこの映画でも魅力全開で描かれております。
当時実生活でソンドラ・ロックと交際があったと思いますがもしそうでなかったらしばらくはイーストウッド映画の常連になっていた気がします。
