幻想的な夜のロンドンを舞台に、一人の女性の数奇な人生を、赤裸々な性描写とショッキングな殺人シーンで綴る♡♬*ﾟ

少女が鍵穴から覗くのは娼婦であるママの殺害現場。なんて悲惨な幼少期だろうか。時が過ぎ、深紅のルージュ、ロングブーツ、グラサン、ミニスカでばっちりキメてママのようにロンドン橋で男漁り。ONとOFFの二面生が魅力的。全てを投げ捨て人生のリセット。ロンドンから移り変わり、後半から魅せるアリゾナも素敵。どこまでも幸薄なスザンナ・ラヴが儚くて良かった。

• #80年代
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ロンドン橋が見える河岸で客を取る娼婦の母が寝際にラプンツェル姫のおとぎ話。その母親が殺害されるのを覗き見てトラウマになる娘。ピアノの不穏な音、テムズ川を下る船の汽笛。時はたち、粗暴な夜間労働者の妻となった彼女は、母と同じように客をとり始めるのだった...

サイコ・サスペンス〜ラブロマンス〜そして殺人劇へと。R.ウォーカーは、『渚の果てにこの愛を』と同傾向の役柄。グラサン〜眼鏡でヒロインの変貌をサクッと見せるのが素敵。愛では無く暴力によって克服されるトラウマの哀しさ。終幕、水音、水に反射する自らのイメージ、ロンドン橋のメロディ。何かが欠けている。この後どうなってしまうのか全く想像もできない。