みむさん

ブライアンの悪夢のみむさんのレビュー・感想・評価

ブライアンの悪夢(1983年製作の映画)
3.3
「死霊館 悪魔のせいなら無罪」と同じ1981年の事件(アルネ・ジョンソン事件The Devil Made Me Do It)を描いたTV映画。
法廷シーン多めで裁判と判決がより詳しく描かれていた。チープだが意外とストーリーしっかり。
キャラクターの名前は変えてあった。

ケビン・ベーコン「フットルース」前の出演作。彼が演じるケニー(アルネ・ジョンソンに該当するキャラ)が裁判所に向かうオープニング。彼に何があったかが語られる。
ウォーレン夫妻に該当するキャラクターはハリス夫妻として登場。
最初に悪魔に憑かれた少年デヴィッドは(タイトルにもなっている)ブライアンとして登場。

こちらの作品はチープさあるし、悪魔払い描写も今見るとそんなに怖くないが、ケニーが殺人を犯したのは悪魔のせいという説に反論するに十分な動機が描かれているので、余計に判断が難しい。
覚えていないというのも酔って記憶がないのか悪魔に憑かれていて記憶がないのも、どちらもわかるが現実的に見たら泥酔と不仲と本人の素性から判断するだろう。

悪魔憑き系映画多いので今見ると真新しさは感じないが意外と話はしっかりしてるので、これこそリメイクや再映画化で映像や世界観を作り込んでいっておもしろくなるだろうね…と思うと、ジェームズ・ワンがシリーズに組み込むのも納得だし、フィクション織り混ぜたくなる格好のネタだなぁと思った次第。