【・・・なんだこりゃ？】

・・・ひどいな。久々に酷い映画を観てしまった。
オープニングこそ勢いがあって、その先の展開が期待できたのに・・・そこまで。
一体作者（監督、演者も含めて）はこの作品にどんなメッセージを込めたかったのか？
惰性で撮ったとしか思えないくらい、ストーリーが散らかっていて、結局最後までお片付けが出来なかったという感じ。
バンパイア？宗教？ゾンビ？一体何が軸だったのでしょうか？
どれも中途半端でどれにもオチが付いていない。
個人的には「アイスオブザデッド」の次くらいにひどかった。

まぁ、あれは相当なタマだから、そう考えるとこれも相当酷いってことかな・・。

• #札幌映画部

冒頭から『バイオ』ばりのヒロインが黒人母子の窮地を救うところからバトル系ゾンビ映画の始まりを期待したんですが・・・超脱力系意味不映画でした。

マンション敷地内にゾンビが侵入してもPCに夢中な夫と「退屈で死にそう」と場違いな独り言を漏らす馬鹿夫婦に生物の生命エネルギー？を動力源にするキラーPCのエピ、窮地を救った子供が反キリストで彼を亡きものにしようと命を付け狙う神父のエピ、吸血鬼夫婦と食糧として捕獲された女性がいつの間にやら立場逆転になるエピ・・・３つの何等関連性の無いエピソードを脈絡無く描くだけ。

これって現場で「ゾンビだけじゃインパクト無いからもっと凄いキャラ登場させよか？」
「ほな、やっぱり吸血鬼は外せんわなぁー」
「ついでに生物をエネルギーにするPCパーツもどや？」
ってな具合でその場しのぎのキャラを登場させたは良いものの、当然収束させる能力が無いため放りっぱなしになったんでしょうね。
そうとしか考えれん展開ですから。

この状況を想像して連想したのが『侍ジャイアンツ』の番場蛮。
剛速球を投げるものの、ボールはキャッチャーミットの遥か上を飛び越えバックネットフェンスへ一直線の大暴投。
つまり投げてしまえばあとは野となれ山となれの状態ですね。
この作品もまさにその状態。
ある種素晴らしい厚顔無恥な素人芸ですね。
ご立派の一言ですｗ

始まって早々にﾖﾊﾈの黙示録の一文を飲用水しながらPCで作家活動してる男が出てくる、基本はｿﾞﾝﾋﾞものかと思われる作品…なんだけど話が進むうちに吸血鬼が出てくるわ悪魔崇拝者が出てくるわ神の話出てくるわ怪しい植物みたいの出てくるわ…もはやｶｵｽ状態
作家活動してる男の周囲の様子と男が書いてる小説の内容とがいったり来たり映像に表されているのかなと思われるけどかなり置いてかれる作品