ハナカズキ

マージン・コールのハナカズキのレビュー・感想・評価

マージン・コール(2011年製作の映画)
3.6
2008年に発生したリーマンショックを扱った映画。リーマン・ブラザーズがモデルとなっているようで、崩壊へと向かう24時間を従業員たちの視点から描かれています。

とある投資会社で大量解雇が発生。解雇された一人エリックは、会社を去り際に意味深な言葉とともにUSBメモリーを後輩ピーターに託します。その晩、ピーターがUSBメモリーのデータを調べたところ、衝撃の事実が明らかになる…というストーリーです。

実話を基にした話ですし緊迫感があり前半は引き込まれましたが、後半にかけ睡魔に襲われてしまいました。106分と短めの作品ですが、それでも24時間ほどの出来事を描くには106分でも少々長かったのでは。この場面要る?ってのもありましたし。いや、要るのかもしれません。私の感性が追い付かないだけで😅

気になったことがあったのですが、リーマン・ショックが起こる前にすでにその兆候があったというのが私の解釈なんですが(少なくとも解雇になったエリックは気付いていたと思われます)、それは他の誰も気付けなかったのでしょうか。

プロが集まっていながら、エリックが意味深な言葉とともにUSBを渡すまで誰も気付かないもんなんでしょうか。もしエリックがUSBを渡していなかったらどうなっていたんでしょう?かなりの大金を扱う会社ですが、意外と株に関しては素人たちの集まりなのか?

ジェレミー・アイアンズ演じる上司は、自分にも分かりやすく説明してくれ(=専門的なことはわからないとの意味)と言っていましたし、意外と金融会社でも専門知識を持っているのはほんの数人なのか?なんだか怖く感じました。

とにかくはっきりとわかったことは、この会社で働いている従業員の給料がとてもいいこと。桁違いでした!そんなに給料もらってるのに、実は素人の集まりなのか?

そして、めちゃめちゃ久しぶりにデミ・ムーアを見たんですが、この映画が10年以上前ということを差し引いても、デミ・ムーアがあまり変わってなかったこと!それが一番びっくりしたかもしれません😂
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