マージン・コールの作品情報・感想・評価・動画配信

「マージン・コール」に投稿された感想・評価

harunoma

harunomaの感想・評価

3.1
リーマン・ブラザーズ崩壊のリアルタイムのその日の一日。
投資銀行や証券会社などについてのテーマの映画は全然少ない。
『マネー・ショート』は繰り返し見るが、『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』は冗談、未だに見終わらない。
ヤケに無駄な夜のシーンが多いなと思えば、現在進行形の崩壊のその日を描きたいのだから仕方がない。
意識の高い気取った輩と、ガラス張りの摩天楼は相変わらず20世紀だが、深夜の会議室にCEOのジェレミー・アイアンズが登場すると俄然面白い。案外、このような田原総一郎みたいな俗物の爺さん(浪費はしなそう、話を聞くような目は持っているが独断が過ぎる、自分の利益のために相手の名前を憶える)が、トップにいるかも知れず、明け方における、自己都合の強欲の弁護のあざとさも含めて、ジェレミーはなかなかいい。デミ・ムーアは世代が違いまったく存じ上げないが、まぁいい感じだった。
スーツを着たネオリベの鬼っ子たちが、アホみたいな問題に徹夜しながら、最後の資本の後始末に精を出す。
ケヴィン・スペイシーが闇の中で、文字通り墓穴を掘る描写など、
ダウナーであり、こんな映画を丁寧に撮っていくことなど、一体誰が得するのだろうか?マージンコールなど聞きたくないだろう。
ショパンの「雨だれ」がほとんどそのまま流れていた。
リーマンブラザーズ崩壊までの1日をリアル且つスリリングに描き切っている。専門用語が理解できなくても楽しめる編集が素晴らしいね。「マージン・コール」とは、信用取引や外国為替証拠金取引などにおいて証券会社などの取引業者に預け入れた担保である委託証拠金に一定の損失が生じた際に、取引業者が顧客に通知すること。顧客は、証拠金を追加するか、決済するかの選択を迫られるが、今回の場合は投資銀行が逆にマージンコールされるという構造。大量リストラの対象となった上司から「引き継いでほしい仕事がある。用心しろ」とUSBを手渡された若手社員ピーターは、データを分析すると会社の総資産価値をも上回る巨額損失の可能性を発見し、大量に保有していた損害リスクが非常に高い不動産担保証券(MBS)を全て市場にばれないように売り払うことになる。その額、実に8兆ドル。それぞれの意思決定者、管理職のリアクションがひとそれぞれで面白い。こう見ると日本企業よりも社内情勢はドラスティックでシビアだよなあ。ケビンスペイシーの犬のメタファーも秀逸だ。利益だけが最優先され誰のための価値なのかすら分からなくなっているという一連の台詞もぐっとくる。
Gama

Gamaの感想・評価

3.0
経済とかビジネス知識がないから難しかった💧 勉強してからもう一回見直したい。
ejhb

ejhbの感想・評価

3.2
金融映画。
リーマンショックをモデルにしてるのは分かるけど、あんまり面白くなかった。
つまらないわけじゃない。でも、人に薦めるほどの熱量もない。
デミ・ムーアは大した役でもないのに存在感は抜群だし、ケビン・スペイシーの演技ももちろん素晴らしい、というか良くなかったことなんてないけど(プライベートはクズかもしれないけど...)、それでもまた観たいとも思わないのは何故だろう。
まぁ、この感じの映画ならマネーショートの方が断然面白いと思います。
鉛

鉛の感想・評価

-
証券マンってサイコパス気質(他人に共感しない)の人が向いてるんだろうなと思いました。立場が上になればなるほど、クビにされた人が残した資料?を見てもわからないと言ってるのに驚きました。最後らへんに出てきたレストランは、ウルフオブウォールストリートにも出てきた気がしました。
S

Sの感想・評価

3.7
サブプライムか

最近やとアルケゴス・ショックこんな感じやったんかなーって思って見てた

機関投資家は許さん
ふじこ

ふじこの感想・評価

3.0
サブプライムローンの話だとは思うけれど元々興味がないので 大変ダナ~くらいのイメージで観ると置いていかれる。
なので内容はさておき、よく分からんけどピンチなんダナ~くらいの感じで次々出てくる偉い人、その上の偉い人を観てた。

結局善人より悪人の方がお金稼げるんだよな~ってお話かなあ。
aya

ayaの感想・評価

3.0
飛行機が落ちても映画化、奇跡の生還を遂げても映画化。
100年に一度と言われた金融ショックも映画化。
この手の証券マン叩き映画が多いのは庶民に受けがいいんだろう。

金で金を産もうとするんだからまともな方法ではないと推測できるはずなんだけど、お客様たちは儲かっている時は何も言わず、破綻すると騙された、と騒ぎ出す。
日本だと、収入を誤魔化して億の融資を受けておきながら、失敗すると「銀行のせい」と訴訟を起こす。(その辺りの分別もつかない人たちに狙ったんだろうし、かのリーマンブラザース様は何の責任も取らず逃げおおせた)


悪の権化みたいに描かれているけど、社長の台詞は全くもってその通り。
・この業界で生き残るには、先手を取るか、頭を使うか、人を欺くか
・1637年、1797年、1819年、、、1987年、1992年、1997年、2000年、歴史はただ繰り返されるだけ

誰にとっても正しい方法なんてない。

このレビューはネタバレを含みます

地味な印象だが、無駄のない的確な演出とそれを完璧に演じる俳優陣(豪華なだけじゃない)によって、非常に引き込まれる秀作。

サブプライムローンによる金融崩壊前夜を題材にしながら、資本主義社会そのものの本質を描いた作品になっていた。つまり、お金持ちになるのに、必要な資質とは【悪】であると。

この世の中、残念ながら、善人では勝ち続けられないのである。


ラスト、金を選んだケビン・スペイシーは死んだ飼犬(純粋さや無垢・善の象徴である)を埋める。その場所が自宅の庭ではなく、元嫁の家の庭というところが秀逸!



金はあるが、幸せな家庭生活は送れないということをさらりと見せつつ、また、元嫁の家=もう戻れない・戻らない場所に自分の中の善を棄てる。こうして、彼は今後を勝ち続けるのだろう…






完全に善の心を捨てたケビン・スペイシーは、この後、『ハウス・オブ・カード』で【悪】の限りを尽くすのだが、それはまた別のお話。
>|

あなたにおすすめの記事