うさみ

プレジャー・プラネットのうさみのレビュー・感想・評価

プレジャー・プラネット(1986年製作の映画)
5.0
お話はめちゃくちゃつまんない。厳密に前半はめちゃくちゃ面白くなりそうな空気が出てる。というか面白い。それなのに、後半からガラッとこの映画は姿を変えてしまう。
というか、途中からお話が一切なくなる。

まず設定は凄く面白そうなんですよこの映画。

どっかの遠い銀河系の話。
売れない宇宙ガールズバンドに突如大きなライブの仕事がはいり、そのイベントが行われる惑星に大急ぎで向かう。しかしその船には殺人鬼が乗り込んでたり、隕石のため船が不時着した先はゾンビ軍団の巣食う惑星だったり…

この設定でつまらなくなりようがないのに、途中からめちゃくちゃつまんなくなる!!
「ん?どした?なんで?」と戸惑うこと間違いなし。

でもこの映画めちゃくちゃ好き
何故なら80年代が凝縮されてるから。
音楽!歌!メイク!ファッション!80年代ガールズ!どれをとっても素晴らしい!!
これだけでお話のつまんなさとかまじでどうでも良くなる。

やっぱりエンパイアピクチャーズ制作だし、アルバートピュン監督だし、っていう偏見があるからつまんないっていう評価になるんだと思う。
でもこれを2001年宇宙の旅のキューブリックが撮ったっていったら評価はガラッと変わるんじゃないだろうか?

だから自分はこの映画はソラリスとかそういうタイプの難解な名作映画だと思うようにしてます(絶対違うけど)

でもやっぱりお話以外は凄くいいのにもったいない!!!!!もったいなさすぎる!!!

とにかく誰がなんと言おうがめちゃくちゃ好きな映画。