ねこ

若者のすべてのねこのネタバレレビュー・内容・結末

若者のすべて(1960年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

家族という名の宗教

たまに礼拝に訪れる長男
都合のいい時にだけ神頼みする次男
信心深い三男
冷静に見つめる四男
事あるごとに息子たちの信仰心を確かめる母
三男は一見、模範的な信者のようだが、彼の妄信が周囲を、そして彼自身をも不幸にしていることに気付いていない
極端な信仰は誰も幸せにしないのだということを、こんな昔から教えてくれているようだ

田舎出の純朴な三男を演じる若きアラン・ドロンは既に美しく、何かの拍子で狂ってしまいそうな繊細さを秘めていた
ねこ

ねこ