好きと言っていいでしょう

ベン・ハーの好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.3
アカデミー歴代最多の11部門を取った映画です。

子供の頃から何回も見ているベン・ハーですが、久々に見てもやはり面白すぎる映画です。
親友に裏切られて、地獄の底からのし上がって、復讐するという面白い要素が詰まっています。

3時間半くらいありますが、全く飽きることないのが本当に素晴らしいです。

ベン・ハーのすごいのは、この時代にユダヤ人や宗教を絡めているところで、多分当時はなかなか勇気ある選択だと思います。

後半の山場であるレースは、バリエーションも豊富で、音楽もかからない中で撮り方も緊迫感がすごかったです。馬の速度が本当に速いです。
メッサラの車が卑怯なのですが、この武器が怖いので良い味出してました。勝負はまだ終わっていないという執念の捨てゼリフですが、言われた方はたまったもんじゃないですね。

エキストラを含めて5万人が出演したというエピソードがありますが、今じゃ絶対に作れないですよね。

時代モノ第15弾