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ベン・ハーのOctoberskyのネタバレレビュー・内容・結末

ベン・ハー(1959年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

インターミッションは見たことあったが、序曲と間奏は初めて見た

どういう話かほとんど知らずに見たが、西暦0年付近の話
背景に強く宗教的なテーマがあるので、キリスト教の知識があるとほんとはよい

1959年の映画とは思えないくらい映像も綺麗
2004年に作られたトロイに間のとり方やスペクタクル感などが似てる
50年も後のトロイと比べて全くクオリティに遜色がないからすごい
そりゃアカデミー賞総ナメするわけだ

ただ、特別面白いかと言ったら微妙
通常の映画だったら第一部で撒いた種を、第二部で回収していって劇的なシーンを作るのだろうが、後半はベンハーの物語というより、イエスの比重もだいぶ大きくなってくるので、結構あっさりしていたりもする
ただしもちろんそれはそれでいいので一度は見たほうがいい大作ではある
特にイエスが実際に出る大作はなかなかないと思うので

特典映像の解説非常に良い
聖書にハーという家名は出てくるが、ベンハーは架空の人物らしい

MGMのライオンは吠えない
余計なものを極力排除したかったらしい

そしてカメラは65mmフィルムらしい
シネスコを超えるワイドスクリーンでびっくり

Disc 1
ベンハーがメインで、イエスは一瞬出てくる程度
ベンハーとメッサラ友情イッキしてたのに仲違いしてしまう、、、
見せ場はやはり海戦か

Disc 2
馬の競争が見せ場
これは映画史に残る名シーンだろう
やはりこういうのを見ると安易なCGって良くないなあと思う

そして憎しみに満ちたベンハーがイエスによって救われるという展開に
そして母と娘もイエスによって業病が治される
イエスの処刑シーンもある
イエスの描き方が控えめでまるで史実であるかのような雰囲気を出していて非常に良い
最初に民衆の前に立つシーンは、キリスト教徒ではなくとも感動するものがある
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