GaPTooth

影なき狙撃者のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

影なき狙撃者(1962年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

洗脳、いやドライクリーニングΨ( ̄∇ ̄)Ψ

[ダイヤ♦️のクイーン👸]は危険なカード。

終盤の母ちゃんの言い訳と鬼気迫る顔が怖い。
プルプル震えるほっぺが何か嫌。
にしても母ちゃんが東側のスパイとは(-""-;)

アメリカ国内で、東側の力を最大限に広げるために夫を大統領にするという無謀な任務を果たそうと頑張る母ちゃん。
その為に、殺人を平気で行える暗殺者を求めたが、東側が作り上げた洗脳暗殺者は!ナント!実の息子レイモンド・ショーだった。

洗脳って凄いな。
愛する妻ジョシーやその父親トムまで躊躇なく撃つことができるんだから。

母ちゃんにとって、夫アイスリン上院議員が党大会で指名されることを「どんな方法を取ろうと阻止する。彼の全てと戦う。政治生命を断つ」とまで言い切ったトムは、間違いなく敵。
トムが共産主義者だとしても、母ちゃんとしては葬り去るしかなかったよね。

そしてついに母ちゃんが「8年間練ってきた計画」を実行に移す時が迫る。
敵対する次期大統領候補のスピーチの内容まで知ってる母ちゃんは凄腕のスパイだな(笑)

母ちゃんの指示を聞く直前に、ベネット・マーコによって洗脳が解かれたレイモンドは、自ら「勇気と誇りを持って、祖国を守るために命を捧げ」る末路を選択した。

初めて、自分の意思で行った殺人。
レイモンドにしか出来なかったことだろうな。
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