いかにもイギリス風の、差別や風刺に富んだとても紳士的なブラックコメディ
とある国の独裁者が極秘で入院している病院を舞台に、院外では抗議デモが過熱し、記者は身分を隠して潜入しようとし、お偉方は出入りの業者を人間扱いせず、しかも隠し部屋ではとても恐ろしい実験が行われており…と常にどこかで事件や問題が起きているためとても楽しめます
お約束程度に「実在の人物とは関係がありません」なんていう注釈こそありますが、そもそもこの作品の問題はそこではないように思います
ただ遺体から切り取った脳をミキサーにかけて作ったスムージーは一度味わってみたいかもしれません