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ジミー・ウォング/セブン・ウォリアーズ 戦神灘
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『ジミー・ウォング/セブン・ウォリアーズ 戦神灘』に投稿された感想・評価

JAmmyWAng

JAmmyWAngの感想・評価

4.3
『セブン・ウォリアーズ』という邦題からある程度の覚悟はしていたワケですが、ジミー・ウォング先生が凄いのは、五人なのに『七人の侍』をやってしまう事。
何の裏付けも無いけれど、「コレ絶対に権利の「け」の字すら考慮していない」と私に確信させてしまう事。
そして監督四作目の今作から、ピュアでいびつなアイデアによる溢れんばかりの映像的強度が、恐らく意図的な志向性を持って表出し始めたという事であります。

ジミー・ウォング先生を筆頭とする五人の達人が、倭寇に支配された民衆を従えて反撃の大合戦を挑んでいくという『七人の侍』そのものの枠組みの中で、趣向を凝らして繰り広げられる作戦や仕掛けの数々は見ていて楽しいけれど、正直実戦的な効果の程は良く分かりません。

しかしすべては「ジミー・ウォング先生の観客に寄り添う純粋なエンターテインメント精神が何らかの形で歪んだもの」の表出に他ならず、今作における種々の突拍子もないアイデアの氾濫は、まさにそのジミー・ウォング性のつぼみが自覚的に開いていくような、ジミー・ウォングという精神的原点の映画表現における高らかな開花宣言と言えるのではないでしょうか。

そしてこのジミー・ウォング先生の原点的なイマジネーションが躍動する様相を目の当たりにして再認識したのは、記号として事務的に処理されるだけの薄っぺらい悪役はおらず、先生の持つ想像力と面白さの追求心というものは、敵味方に分け隔てがなく平等に降り注がれているという事。そしてその精神はあまねく事物に(過剰に)浸透し、作品そのものを被覆しているのだという事であります。

ヘンな仮面を被った四人組が和太鼓を叩きまくる光景が何度となくインサートされるという凄まじい映像的強度に圧倒されながら、敵味方による超現実的なアイデアの応酬が、渾然一体となって映画全体をイマジネーションのエネルギーで包容していく。ジミー・ウォング先生の想像力は、一見無軌道に跳躍しながらも映画そのものを希望によって包み込んでいく。

この誰も皆満たされぬ時代の中で、特別な出会いがいくつあるだろう。夢に花 花に風 僕にはジミー・ウォングを そして映画を包み込むように。
ジミーさん本当に日本のアクション時代劇が好きなんですよね、『片腕○○』シリーズや『return of the chinese boxer』が『座頭市』や『子連れ狼』に影響を受けていることは観れば良くわかります。なのに基本的に日本人は悪者でしか登場しないんですがね(笑)『唐人票客』の様な例外を除いて…まあそんなことは面白ければどうだって良いんですが!!!

そんな日本の時代劇が大好きなジミーさんが今回は、あの『七人の侍』を元にしています。
「倭冦に痛め付けられている人々をジミーさんが一肌脱いで仲間を集めて退治する」という至ってシンプルなお話です。ジミーさんはいつも通り「最強」なので「わざわざ仲間集めをする必要があるのか?とっとと敵のアジトに乗り込んで皆殺しにしては?」と思ったりもしますが、それじゃあ『七人の侍』をパクる意味が無いもんね!!(笑)

ランニングタイムは95分位ですからオリジナルの半分にも満たない映画ですが、ジミーさんらしくケレン味満載で明朝の中国を舞台にとても海賊には見えない小綺麗な格好の日本人(見た目はザ・武士って感じ)がアジトを築いて闊歩している絵面は中々愉快ですし、倭冦討伐のために集めた仲間たちはそれぞれ個性が立っててカッコ良いです。(仲間の一人に『荒野の七人』のブリットの様なナイフ投げの達人が出てきたりします。)
あと『片腕ドラゴン』の冒頭に出てきた茶屋だか居酒屋のセットが出てきます。

いや~やっぱりね真面目にやることですよ、うん。作ってる本人たちは大真面目なんです。本気なんです(多分)。だから面白い。柳葉刀(ググってみたら青竜刀とは言わないらしい事がわかった)と日本刀(多分苗刀だけど日本刀つったら日本刀なんだ!!)を付き合わせてるあの感じ、真剣だからこそ可笑しくてカッコいいんですゼ。