〈これは、、クー!!〉
可愛いは正義である。ここで言っているのは、決してのヒロインのルックスについてなどではない。可愛い映画、可愛い音楽。それらは最高に魅力的なのだ。いずれも、その"良さ"を表現する形容詞に"カッコいい"があると思う。そう考えると、その対義語としての"カワいい"は、なにか対象を卑下するような表現になってしまう。にも関わらず、可愛くて"イイ"映画や音楽、これらは確かに存在するのだが、それらの存在はなんとも尊いものではなかろうか。
実際ソ連の検閲を本作が切り抜けられたのには、変え難いユル可愛さがあったからだと思う。まさしく、冷戦を終結させるような正義がここにあった。