ヒロ吉

ゾンビ・ホスピタルのヒロ吉のレビュー・感想・評価

ゾンビ・ホスピタル(2008年製作の映画)
4.0
DVDにて字幕鑑賞。TSUTAYA宅配レンタル。

あらすじは母親を亡くしてから精神を病んでしまった妹リリーは精神科病院へと送り込まれる。
会う事も許されなくなり、妹を救出する為、兄ジャックはワザと騒動を起こして、患者として院長ジアネッティの精神科病院へと潜入する。
しかし、その病院にはある秘密が…というもの。

”科学の発達に犠牲はつきものだ“

ピーター・ストーメアが院長で何も起こらない…訳がねぇ!
絶対に何か企んでいる!怪しい!怖い!

新薬投与の実験で患者達は凶暴化!
意識を持った人喰いになる精神病院版『哭悲』

パンデミック発生まで長いが、前半で丁寧に雰囲気を高めて後半はハラハラ脱出劇へ…

通路を挟みガラス張りの部屋に異常者や死姦殺人鬼と隣り合わせの状況は気が狂いそうになるね〜
何が正しいのか?行われているのか?
コイツは本当の事を言っているのか?
曖昧な境界線を保って、どこか危うい雰囲気を保って展開。

今作の元凶である院長は狂人でありながらも狂人なりに患者を救おうとしたのかな?
まぁピーター・ストーメアが演じているので、強烈過ぎて観ている間そんな気持ち湧かなかったケド🤣笑
あるシーンでは女性部下の身体を舐め回す様に見て、強引にSEXかます最低な野郎でしたな

猫ちゃんの首ムシリ〜!
そして院長の暴走により新薬投与されていた患者達は解き放たれる。
無意識なゾンビ化というよりかは、暴走の歯止め、理性が効かなくなった感じ。
瞳が白いのが特徴。

ゴア描写は控えめながらも血塗れ具合は物凄く良い!
銃は勿論無いので、テーザー棒やメス等病院にある物だけで戦うのも良い。

血塗れおっぱい曝け出してメンヘラみたいに襲い掛かってきたり、死姦殺人鬼のしつこさや主人公を助けてくれる患者とナースと呆気ない退場は勿体無い気はするけど、そこそこキャラが立っている登場人物も居るのは良かった!

”辞表の代わりよ“と包丁突き刺すシーンは物凄く好き♪
ダクト内の脱出劇は結構ハラハラした!

後味が決して良くはないオチも好き。
低予算の割に良作な作品!
ヒロ吉

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