女性初、
大西洋横断に成功した飛行士
アメリア・イアハートを
ダイアン・キートンが演じた。

ルトガー・ハウアー目当てで。

日本未公開作。

• #tulpen+1998

実話だそうですが、ドラマとしては、なんだか熱が入ってないようなあっさりぶり。こういう、ややマイナーな実話は、いくぶんコテコテに作ったほうが印象に残るのでは？ラストもなんだかあっさりすぎて。薄幸さにエンバワしてほしかったなあ。

　サスペンス、ミステリーというよりも、第２次大戦前に実在したアメリアという一人の女性の生き様を描いている作品です。映像がとてもきれいなのが印象的です。

　実際に知らなかったが、当時の女性としては我儘ながらも非常に純粋で勇気のある人に感じることができました。ただ、彼女の偉業を知らないので、ドラマを途中から見た感覚になったり、努力をしない人という印象を受けてしまいました。先にある程度どういう人かは調べておくことを推奨します。

　現在も航空動向を詳しくないのですが、当時としてはあまりにも無謀な印象を受けます。そんなに簡単にいろいろ壊れたり、電気もない島に着陸する予定などちょっと無理な感じがします。途中で諦めることも勇気というのを反教師的に学びました。

　酔っ払っても判断力のある相棒ヌーナンは終始カッコイイです。操縦士も兼ねてしまえば良いのにと思ったのは素人だからなのでしょうか。

　政府との黒い部分も描かれていて良かったです。でも全体的に結局どうしたいのかは判然としません。あんまり突っ込んだり、過去の偉業にこだわるのは結果的によろしくないというのが印象です。