このレビューはネタバレを含みます
主人公は操り人形師
独創的すぎて世間には認められない
バイトをしようと見つけた職場は7階と8階の間の7と1/2階
この作りだけでめちゃくちゃ面白くて、エレベーターを降りるところだったりみんな低姿勢だったりするシュールギャグが最高だった
出会った美女マキシンが謎の魅力を放っていて主人公が吸い寄せられてく様子が異常だった
主人公の奥さんキャメロンディアスはサル、インコ、イヌ、イグアナを飼ってる
主人公が謎の穴を見つけて入っていくとマルコヴィッチという俳優の頭の中に繋がっている
マルコヴィッチの頭がコックピットのように見える演出(黒い背景に視点の楕円映像)
15分経つと道路の脇に落ちる
この時点で意味わかんないんだけどルールがシンプルでそこからどんどん話が広がってドタバタしていくのがよかった
キャメロンディアスもマルコヴィッチに入って何かに目覚めてマキシンに恋してしまう
中盤からは夫婦によるマルコヴィッチを使ったマキシンの取り合い
人形を操っていたのが本物の人間も操れるように
マルコヴィッチの姿になった途端人形劇の人気に火がつく、これも不条理
15分の制限をなくして完全に乗り移れたり、複数人が同時に入ったり不老不死とか精神世界?とか出てきて途中から穴のルールが複雑になったせいで見にくくなったのが残念
全てがマルコヴィッチの世界は面白かった
あと急に猿さんの過去回想(縄をほどくくだり)入ったの笑った
別人になり変わることで夢を手に入れられる、一時的に
その結末は悲惨
キャメロンディアス本体とマキシンが結ばれて、主人公はマキシンが産んだ子供の頭の中に閉じ込められて終わる
別人になろうと思ってもいいことはなくてありのままでがんばれよという話かね
特殊能力に取り憑かれた人がそれによって痛い目に遭う昔話みたいなオチよき