mさん

マルコヴィッチの穴のmさんのネタバレレビュー・内容・結末

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

この人の監督の中では1番好き。下ネタが少なめだし、1番ギャグ感が強いから。ぶっ飛んだ設定をまじめに演じてるのってシリアスな笑いに見えると誰かが言ってたけど、この映画はまさにそんな感じ。ただやっぱり不条理な暴力的な共感できないようなシーンも相変わらずあった。

自分のままじゃ周りは見てくれない。だから別人になる。それをどストレートに感じた映画だった。ただラストもそうだけど最後までその主張が覆らないのが問題ではあるかもしれない。なんか自分のままじゃ周りは見てくれないっていう主人公の思いが最後まで持続しちゃって悲しくなった。実は見てくれる人がいた…とか実は自分が自分であることは大切なんだ…みたいな展開になると思ったらならなかった。そして最後まで悲しい。でも面白かった。
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