スローモーション男

オペラハットのスローモーション男のレビュー・感想・評価

オペラハット(1936年製作の映画)
3.9
 フランク・キャプラの作品

 大富豪の遺産を受け継いだ田舎の男が、一人邸宅に籠っているが、金を騙し取ろうとする訪問者や女性記者が次々と現れて…。


あんまり面白いと思えなかった…。
台詞が多くて、状況がよく読み込めないのと、物足りなさを感じてしまった。やっぱり『素晴らしき哉、人生!』には敵わないなと。

 ゲイリー・クーパーをみんなでお見送りするシーンは高畑勲作品のような哀愁を感じる。
 また、あまり好い人でない人物が貧困層の人々のためにお金を分け与えたり、仕事を提供するのは『素晴らしき哉、人生!』に通じるものがあり、キャプラらしいヒューマニズムとエコノミックスがかけ合わさっているのを感じました。