スローモーション男

アネットのスローモーション男のレビュー・感想・評価

アネット(2021年製作の映画)
4.0
 『ポンヌフの恋人』よりは楽しめたけど、これもそんなにでした。

 レオス・カラックスのミュージカル映画。『ホーリー・モーターズ』でもミュージカルシーンがあってその延長線上にこの作品がある感じです。

 オープニングの長回しは迫力あったし、アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールの歌声シーンは素晴らしいです。そしてアネットという子供、なぜ人形なのかは不明ですが、彼女がインパクト大。途中の古舘寛治に爆笑。
 中盤のヨットのシーン以降はちょっとトーンダウンして残念でした。

 最後も普通な展開で終わっちゃったな…。なんかもっと刺激的に終わってほしかった。この年は『チタン』が凄かった!

レオス・カラックスは好きな作品と嫌いな作品の差が激しいです。