藤見実

トゥー・ラバーズの藤見実のレビュー・感想・評価

トゥー・ラバーズ(2008年製作の映画)
3.6
プレゼントを買ったあとの街中の人混みでのあの視点はなに、怖すぎるし全然わからなかった。あと、目処が立ってベッドに埋まるときのトラッキングもキモい。あとは頭で理解できる素晴らしい演出だったが。


ほとんどサスペンス、『絞殺魔』を引き継ぐような分割をとにかくドアや窓や鏡でやりまくる、影で分割画面をやるのをやめてください。神経質すぎる画面にパルトローの目が泳ぎまくるのが最高。


これが『アドアストラ』に引き継がれるのをみたわけだけど、本作ではカメラと窓枠程度の話が『アドアストラ』ではよくあそこまで演出と映画技術的な話の結実へまでいったな。

最後オペラ流れたので笑ってしまった、感動したりするべきなのかもしれないが、結構笑いながら見てしまった。グレイのエモーションあまりよくわからない。
藤見実

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