トゥー・ラバーズの作品情報・感想・評価

「トゥー・ラバーズ」に投稿された感想・評価

アタギ

アタギの感想・評価

3.4
ホアキンとグウィネス・パルトローの共演ということで鑑賞。
序盤から静かに暗い展開が続き、2人して精神不安定なキャラで、ずっと危なっかしい。決して見た目も冴えず、常に暗い表情、モテそうな香りが全くしないレナードがタイトル通り2人の美女と都合よく付き合っていこうとするんだからギャップにビックリする。サンドラに至っては他にいる沢山の男を差し置いて、レナードに心酔しているんだから不思議。レナードへの2人のヒロインからの距離感の詰め方はかなり衝動的というか、もう少しレナードの魅力がわかる描写があっても良かったかなとは思う。
そんなレナードに訪れた好機に物語が盛り上がろうとするも、調子に乗るなよと言わんばかりに、案の定落とされる展開が繰り返され、その度に現実を突きつけられる。

レナードに相談できる友人がいたらこうはなってなかっただろうなぁ。
確実に「辞めとけ」と言われる様なミシェルを選んじゃうのが男の性なのか。サンドラが充分美人で家族や資産も安泰なのに2番目の女な雰囲気なのも凄くわかる。

終盤もう一度海に飛び込むか、このままジョーカーにでもなるんじゃないか、と思うような展開になるも、踵を返したレナードの成長と、全て分かった上で寛大な母親、突き放しきらないラストがささやかな救いか。
ホアキン・フェニックスを観たくて観ましたが、主人公レナードもミシェルもメンヘラだし、終始暗めなタッチの映画でした。

ミシェルの何に一目惚れしたのかも不明で振り回されるだけ振り回される弱いレナード。みていてしっかりしろよ!ってイライラさせられる。
サンドラと今度こそ幸せになって欲しいと思いました。

ホアキン・フェニックスのダンスシーンは可愛かった
「裏窓」で照らして「めまい」で翳らせる(その逆もまた然り)とか巧みすぎてデパルマも頭抱えちゃうぞー?
2019年103本目
ジェームズ・グレイ 何観ても凄いんだけど....
ブレッソンの『白夜』よりも、好き。
凄い。
tmr0420

tmr0420の感想・評価

4.5
‪珠玉の子供部屋おじさん映画。ジョーカーにはならずに錠剤かじりながら現実で這いつくばって生きていく、本作のホアキンの虚しい覚悟に震える。一本に裏窓→めまい要素ダブルで入れる遊びも面白いが、同年の『PASSION』との謎の共振も気になった。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ホアキン・フェニックスとグウィネス・パルトロウ共演によるラブストーリー。婚約者に去られ自殺未遂を繰り返していたレナードは、同じアパートに引っ越してきたミシェルに恋心を抱く。しかし、ミシェルにとってレナードは兄のような存在でしかなく…。

内容(「Oricon」データベースより)
冬のニューヨークを舞台に、切ないほど愛に不器用で、心のまま正直に生きる三人の男女を描いた等身大のラブ・ストーリー。ホアキン・フェニックス、グウィネス・パルトローほか出演。

とてもリアルな話です。身につまされます。
kanako

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3.3
ホアキンが出てるので観てみました
ホアキン、ストーカーしがちだなと思いました
lion

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2.9
ひとりの人間が、愛や希望というものを失い、渇いた魂のままで人生を送る決意するまでの物語。

全てを悟ってなお何も言わずに見守る母親の表情が胸に突き刺さった、、
ma

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3.5
リアルさに、つい共感してしまう。
最後の行動はよく頑張ったと思うよ。。
NM

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2.0
日本劇場未公開。ドストエフスキー『白夜』がモチーフ。

あらすじ
ブルックリン郊外で、実家のクリーニング屋を手伝うレナード。フィアンセと別れ、数か月前に戻ってきた。
躁うつ病を患っている。普通のときもあれば元気なときも、そしてふいに海へ身を投げることも多々。

ある日、両親から紹介されたピュアで真面目なサンドラと出会い良い雰囲気に。
しかし別の日マンションに越してきた危なっかしいミシェルにも強く惹かれてしまい……。

感想
レナードはとても愛に飢えている。誰かを愛したいし愛されたい。フィアンセを忘れたい。自分に自信がないが、目の前の相手にはつい断言してしまう軽薄さがある。よく言えば誰にでも優しい性格でもある。
そのせいか二人ともに好意を示してしまい、あっちに良い顔をされれば行き、こっちに頼まれれば応じる。

「君は誠実そうだ」と言われていたがレナードこそ悪気はなくても不誠実で卑怯ではある。言いづらいことを伝えることを徹底的に避け、結果周囲を騙している。彼も孤独だったから、では済まされない域。
恋の結果自体は、でしょうねという予想通り。

だがその手のひらをくるくる反すことが最終的には幸いしたか。本意ではないかも知れないが、それもまた十分幸せな結果と思える。状況に合わせて選択を変えること自体は間違いではない。

ただこのケースが丸く収まったのは偶然が重なった奇跡でしかない。この先本当に平和に暮らしていけるだろうか。いつかサンドラに、本当には愛していないことがバレたり、いい加減な言動に愛想を尽かされたりしそう。

母の愛が深く大らかなのが素晴らしかった。子どもが幸せならそれが一番で、しかも彼にはそれしか選択できないと悟っているので、問い詰めたり反対したりしない。いつでも戻ってと言えたのは、きっと父も説得できるという確信もあるからだろう。

躁鬱病である設定はそこまで必要だったように思えなかった。破綻のきっかけではあったというだけで、彼の行動に影響しているのは時々投身したくなる点だけに見えた(それが大問題ではあるが)。人間関係上の八方美人は、別に病気のせいというより彼の性格によるように思える。

ミシェルのほうがよっぽど精神不安定に見えたが、結果からすると辛い恋をボロボロになりながらも耐え抜き幸せを掴んだ女性ということになった。

彼らの人生はぎりぎりのところで逆転した。絶望しても生きていれば何とかなることもある。苦しいことは色々あるけど十分じゃないか。カヴァレリア・ルスティカーナの曲が、まあ人生なんてこんなもんだよねと思わせる。
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