Melko

幽幻道士(キョンシーズ)のMelkoのレビュー・感想・評価

幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)
3.8
「ここは一体どこなんだろう?」
「人生の終着駅、死体安置所だ」

パッパゥパゥ〜 グォアイパウパウ〜 ウォアイシーパパディー グォアイパウパウ〜 パパニシマンマルシングァンーグォアイパウパウ〜(観た人にはわかる)

90分ぐらいの映画が見たいなぁと色々見てたら、発見!テンテンていうキャラが有名なことぐらいしか知らなかった有名シリーズを初見

いやしかし何だい?この画質は!昭和の時代劇シリーズもビックリのザラザラ画質だよ!
そこだけ目をつぶれば、the昭和な吹き替えも気にならない、というか声のコテコテ感が画にめっちゃマッチしてる笑

カンフー使いの親方率いる孤児の雑技団
そんな親方に鍛えられた、スケベだけど動ける孤児の少年4人
ちびクロ、スイカ頭 、出っ歯、ちびトラ

ひょんなことからお世話になる先のじいちゃんと美麗な孫娘テンテン

そもそもキョンシーとは…から始まり、親方の悲運にすったもんだ繰り広げられる戦い

現代ではアウトだろう、孤児の裸に下ネタ全開な会話に口キッスに子供の麻雀
だいぶおおらかな時代だったなぁ

全体的にめっちゃチープだし、役者の演技も大仰なのだけど、身のこなし軽いカンフーに、テンテンの目力とおませな迫力に、馬鹿にしては笑えない感じ
特に、孤児4人が半キョンシー化して大暴れする中盤のシーンと終盤のバトル、BGMが「学校の怪談」を彷彿とさせるエモさで、なんかテンションがアガる。
そして、それまでの脱力コメディ加減を吹き飛ばす様な、終盤まさかの師弟対決!
ほんの少ししかやり取りは描かれてないけど、ぶつくさ文句言いながらも親方のことが大好きだったんだな4人は…親方にできる限り暴力を奮いたくない4人の迷い
カンフー✖️キョンシーは最強なので、迎え撃つには動けるキッズがキョンシー化するしかない!

続編あるのは知ってるんだけど、バリバリに匂わせる(のになんか爽やかでズッコケな)ラストだね!

いやとりあえずあの♪ 鳩ぽっぽはだいぶ気が抜ける笑
何度か出てきたベイビーキョンシー、ビジュアルも吹き替えもなかなかに可愛い。やられたわ、、

ゆるーーくシリーズ追って行こうかと…!
Melko

Melko