うにゃ

闇のバイブル 聖少女の詩のうにゃのネタバレレビュー・内容・結末

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

小顔の犬

主人公のバレリエが可愛い。これまた可愛いワンピースがよく似合う。

バレリエが13歳で初潮を迎え、少女から女性へ成長する不安定さを悪夢のような不思議な世界で描いている。
残酷な童話のような映像美で、流石チェコスロバキアという感じ。
吸血鬼要素入り。

無垢なバレリエの白い部屋に侵入してきて襲おうとする黒い牧師。
ロリコン牧師のセリフ気持ち悪っ。
自殺を図り逃げるバレリエ。仮死状態。
驚いた牧師は自分も自殺を図るが、色々あって生き返る。

相手役のオルリークも勿論ロリコン。
しかもよく捕まっていて、その度にバレリエに助けられる。手枷があっさり外れるのでツッコミたくなる。
この人何がしたいのかよく分からない。

生き返った牧師が、バレリエは魔女だと言いがかりをつけて火炙りに処す。
「白状しろ!」という牧師に対して、あっかんべーをするバレリエのシーンが一番好き。

火炙りになったはずのバレリエは、また悪夢を彷徨いそして、眠りにつく。

今の時代だと完全アウトなロリータ作品。

バレリエが性の目覚めから不安定になっていると言っても、内容がやばすぎる。バレリエ大丈夫?と心配になるレベル。
そこら辺を気にしなければ、気味悪さといい壮美な感じではあった。
うにゃ

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