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フレンチ・コネクションのucandoitのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)
4.5
1971年 ウィリアム・フリードキン監督(「恐怖の報酬」「エクソシスト」

NYPD対米仏麻薬マフィアの戦い。
アカデミー5部門受賞だけあって、なかなかの見応えでした。
シンプルです。
そこが魅力。
ジーン・ハックマンが走る走る。
対照的に相棒のロイ・シャイダーがクール。
そして米仏マフィアのボスたちもクールです。
リンカーンの解体もスリリングでした。
音楽もこの頃らしくて宜しいです。



ネタバレの備忘録

舞台はNY、はみ出しもの刑事が大量ヘロイン取引を追う。
マルセイユ、麻薬王アラン・シャルニエ(フェルナンド・レイ)。
ブツが不足しているNYで大きな取引を目論み、金欠の俳優の車で密輸を企む。

刑事のポパイ(ハックマン)とルソー(ロイ・シャイダー:「ジョーズ」「恐怖の報酬」「蜘蛛女」)はナイトクラブでやけに羽振りの良い若い夫婦がワルたちと交遊するのを目撃。
追跡してみると小さなグロッサリー店主だった、
このサル・ボッカ(トニー・ロー・ビアンコ)はマフィアのワインストックの手下であることを突き止める。

ポパイらの熱意に警察も重い腰を上げ、訪米したシャルニエ周辺を探るがなかなか尻尾を出さないだけでなく、地下鉄の尾行でポパイはまんまと巻かれてしまう。
危機感を持ったシャルニエの部下ニコリ(マルセル・ボズフィ)がポパイを狙撃するも失敗、地下鉄で逃走する。
電車を追うポパイのカーアクションはなかなかの見せ場です。

翌日、取引の日、ポパイは俳優の車を徹底的に調べ、ついに麻薬を発見、元に戻して現場に行かせ一網打尽にしようとするが、押収に成功するものの、なんと主犯を取り逃してしまうという実際の事件を元にしたお話。実際の刑事たちがカメオ出演しているとか。
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