Youtubeの映画チャンネルFFF+ | Full Free Films Plusで鑑賞可能な、山岳地帯にハイキングに来た医者達が何者かに次々と襲われていく「ウィークエンド(1976)」とは無関係でどちらかと言えば「脱出」タイプのサバイバルスリラー。日本ではテレビ放映はされたものの未ソフト化だったみたいです。

全員のブーツがいつの間にか盗まれる所から始まり、近くに鹿の首が飾られていたり蜂の巣が落っこちきたり川にトラップと散々な目に遭う面々。中盤を過ぎるとそんな威嚇や攻撃は影を潜め、動けなくなった仲間を残った者だけで運んだりと観てるこっちも疲れてくる（＆眠くなる）展開となり緊張感は半減。

しかしながら今度はある物が飾られているのを発見したり命を救う立場の医者でありながらどうしようもなさ故に矛盾した行動を取らざるをえない終盤から勢いを取り戻し、ベトナム戦争の影と後の80sスラッシャー物の片鱗を感じさせるビジュアルの犯人との対決も有るそれなりの充実作となっています。

殺伐とした内容ながらエンディングの朝陽にマッチした穏やかで優雅なBGMも70年代らしい魅力の一つ。

• #ジャケ写登録ありがとうございました

カナダの山奥でトレッキングを楽しむ都会から来た男たちだったが、山中である恐怖に遭遇する。スリラー作。山奥での得体の知れなさが際立っており、徐々に迫る恐怖感の演出が楽しめ、5人に訪れる緊迫感を追体験できる。演出なのか、暗い場面が多く判断できない場面が多々。不条理さは楽しめ、〝荒野のいけにえ〟たる殺られた感は良い。各々の登場人物の感情の変化も見応えがある。

カナザワ映画祭にて『荒野のいけにえ』っていうタイトルで上映。
かなり酷かった。
暗い＆フレーミングダメダメの画面におっさん達が口論する様子を延々と見せつけられてホラー要素もサスペンス要素も無くただただ退屈。しんどかった。