映画ケーン

ピーター・パンの映画ケーンのレビュー・感想・評価

ピーター・パン(1953年製作の映画)
3.8
女の子に囲まれてモテモテのピーターパンvs.むさ苦しい男達に囲まれた嫌われ者フック船長。
ピーターパンは面白半分で彼を殺そうとし、フック船長は復讐を企む。

気付いたらフック船長を応援している自分がいる。
でも、素直にピーターパンを応援できない作りになってるのも確か。ピーターパン初登場シーンの不気味な笑み、面白半分でフック船長を殺そうとするシーン、なぜ彼はフック船長の左腕を切っておまけにワニにあげたのか。
それはアニメスタッフのリア充コンプレックスか、ディズニーという夢ばかりを見せる自分達に対する自責の念か。

末っ子がぬいぐるみに砲丸を入れるシーンをわざわざ描いておいて、家に帰ってから母がぬいぐるみを布団に入れてあげるシーンをわざわざ描いてる。でもそのぬいぐるみには砲丸が入ってない。
つまり、「ピーターパン」という、夢を見たというお話。大人もみんな子供の頃があった。そんな大人もたまにはディズニーアニメを観て子供の頃を思い出せば、家族円満!
という話。個人的には無難な着地で少し残念。
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