面白い!
フランスの哲学者サルトルとボーヴォワールの奇妙な関係を描いたお話。
フランス映画独特の気怠い感じを想像していたものの、なにしろテンポが早く、飽きない飽きない。常識の枠に囚われず、他人の言いなりになる退屈な人生を嫌った二人の人生が、まあ映画にして退屈になるわけありませんでした。
「嘔吐」が有名なサルトルですが、あの陰鬱な小説のテイストからは一線を画し、かなりユーモラスで自由な人だったようです。多少の脚色はあれど、ボーヴォワールのような理解者、そして戦友がいて本当に幸せなような気がしました。
こういう自分の価値観や固定観念を揺るがしてくる映画は好きです。
あと最近は面白くて興味深い映画に立て続けに出会えてすごく嬉しい!