サルトルとボーヴォワール 哲学と愛の作品情報・感想・評価・動画配信

「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」に投稿された感想・評価

Yamaha

Yamahaの感想・評価

3.4
美しくて強くて弱いボーヴォワールが素敵。

2人の愛の形にフォーカスした映画。話の展開は全てが急過ぎて、この時代背景やサルトルの人生について全く知識が無いとほぼ理解不能。ちょっと変わった恋愛映画として楽しむしかなくなる。わたしも全然分かんなかったけど。困惑。

自立、自律を求めたボーヴォワール、女性という社会的弱者に生まれたことをハンデとしないよう奮闘して自由を目指し、"女性"であるという事の存在に先立ってその本質を説いた"実存主義の女王"。この時代にかなり革新的だっただろう。垣間見える人間ぽさがキャロルを思い出した。

女性としての生き方に行き詰まった時に観たい。わたしたちは自由なんだって、確認させてくれる映画。でも結局、女性に限らず、愛されたい欲求からの完全なる解放は難しいんだろうな。それを不自由と捉えるか幸福と捉えるか、という問題な気がしてきた。
「哲学と愛」とあるが、ほとんどは愛の話。彼らの哲学的な態度がいかなるものであったかはほとんど語られない。音楽がよかった。
navi

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3.8
サルトルとボーヴォワール、まるで生き別れの兄妹のように共鳴する二人の運命的な結び付き。

一人の人間として、見ていてもどかしくも思えば普遍的な理想を描きたくもなる。しかし彼らは、本当にそれで良いのかという観点ではなく、ただそう在るという事実が全てだ。どのような偶然に振り回されても、二人はその全てを収束し執筆するのみ、何者にも審判し得るものなどない。……というような、まさに実存的な生き方を二人の関係性によって示されたかのように思えた。二人の根源で繋がった哲学への意志が、静かに有終の美を飾る。
お

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4.0
契約結婚してたのは知っていたけどサルトルからの提案でしかもこんなに葛藤してたこと知らなかった。どんなに自由でかっこよくみえてもこうなんだ〜だから大好きパリジェンヌ。男は女がいないと男になれないけど女は女でいられるねというかんじで彼女の人生に出入りしてた人たちってかんじ。パリジェンヌスピリット最高〜著書買ったし口紅を引いた。衣装も小道具もクラシックでかわいい。
kayo

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5.0
「家族」が素敵。サルトルもボーヴォワールも大好き。軽快に進むストーリー。音楽も素敵。
Lilly

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3.9
サルトルさんよりボーヴォワールさんの視点から描かれている作品で、私的にはより楽しめた。

クールな印象のボーヴォワールさんだったけど、サルトルさんからのひどい扱いに対しての苦悩が手に取るようにわかり、見ていて辛くなったと同時に親近感を覚えた。

それでも最後までサルトルさん一緒にいたボーヴォワールさん、そこにあったのは愛情なのか、執着?知的?精神的?繋がりなのか、凡人の私には大変興味深かった。

あんなにターバン?ヘアバンド?が似合っている女性はいないと思う!
tkmsten

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2.7
なんとなくサルトル役の雰囲気が今まで勝手に持ってたサルトルのイメージと違ったけど、あんなんだったのかね笑
ボーボワールのファッションかわいい。
yh

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3.7
実在主義哲学と「第二の性」。

俗物にはなりたくない。その一心で自由のために全てを受け入れる。フェミニズムの先駆者として駆け抜けたボーヴォワールは自身の犠牲をも厭わなかった。男性方位の女性観を打ち壊した先には、彼女が求め続けた「自立した女性像」があったんだろうね。
彼らのおかげでフランスでは事実婚が一般的らしいけど・・・パートナーへのコミットメントの弱さがどうしても気になってしまう。
みかこ

みかこの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

最後の結末を見て涙しました。実話なんですね。。。
男女の永遠のテーマな気がする。私も哲学的考えなので恋愛を哲学的に当てはめようとするが最終的に破滅する。最後まで答えは出るのか、出ないものなのか。男女の肉体的精神的社会的側面はそう簡単に説明できるほど簡易でわかりやすいものではなくだから人はハマってしまうものなのではと感じた。
NENE

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4.0
常識という型にはまらない自由で哲学的な愛。
けれど、本当に自由なのはサルトルだけ。
ボーヴォワールは自由に楽しんでいるように見えて、抱えきれない程の不自由さ、悲しみ、不安を味わっているように感じた。
女性が低く見られていた時代に声をあげて行動に移したボーヴォワールを同性として素晴らしいと思うからこそ、こんなに時代が進んでいても、日本では未だに女性が結婚や子育てに縛られているのが悲しく思える。
自由な「家族」たちも個性的豊かで面白かった。
サルトルとボーヴォワールの関係性を羨ましいとは決して思えないけれど、2人が生み出した哲学は紛れもなく2人の子供のような尊い価値を持つものだと思った。
もう少し歴史的背景が頭に入っていればもっと楽しめたのでは…と自分の勉強不足を恨む…。
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