サルトルとボーヴォワール 哲学と愛の作品情報・感想・評価

「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」に投稿された感想・評価

ayano

ayanoの感想・評価

3.2
独占欲が強い自分にとって理解し難い所が沢山あったけど嘔吐、第二の性読んでみたいと思った。
世間体を大事にしたり一人の人を全うに愛するのが当たり前な日本じゃ考えられない、観てる途中でなんなんだこれは..哲学者受け入れられない..って何度か停止ボタンを押したけど自分の中にはない価値観を知れるのは面白いしこれからも知っていきたい
MossMiLL

MossMiLLの感想・評価

4.0
音楽・美術・雰囲気ともに好きだった。静かで淡々と綺麗で、スッと見れる映画だと思う。
ボーヴォワール役の人が綺麗でほんとに見惚れた。最所はやっぱり欺瞞では、とか思ったけど、だんだんこういうのもありなのかなって思えるようになった。お互いがお互いにとっての唯一無二であり続けることを追求して生涯を貫いたかたち。ああやって結婚もセックスも関係なく微笑みあい、一緒に歴史をつくり、雑誌の表紙を飾り、お墓に入る異性がいるって凄い。
お母さんの変化がよかった。
カミュが出てきてときめきました。
namida

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3.5
ボーヴォワールの強さと信念が素敵だった。サルトルの『嘔吐』、知人に頂いたのにまだ読めてないから早速読もう。

~著作と作者の人間性に連続性はあるのだろうか?~

この作品は、実存主義で知られる哲学者サルトルとその生涯のパートナーであり、『第二の性』で女性の解放を説いた作家ボーヴォワールが、既成の道徳観や古い因習に抗い、新しい愛の形を実践していく姿を描いた伝記ドラマです。

この作品を見て考えさせられたことは、著作と、それを書いた作者の人間性に果たして連続性はあるのか?ということです。
少なくともサルトルは、大変軽やかにこの契約結婚を実践しているように見えました。しかし一方のボーヴォワールは、絶えず緊張していて心の中では苦悩しているような感じに描かれていました。(見ている方も緊張した…)新しい愛の形…理性的には理解していても、実際には感情が追い付いていないようでした。サルトルに対する愛情とネルソンに対する愛情を、彼女は心の中でどのように位置づけていたのでしょうか?そこにはやはり苦しみがあったように見えました。そして果たしてそのことは彼女の著作に影響を与えたのでしょうか、それとも与えなかったのでしょうか?
もしもサルトルがいま生きていたら、この欺瞞に満ちた時代に、何と発言し、どう行動するだろう。哲学の権威がすっかり弱体化してしまった今、そんなことを考えながら。作家たるもの常に自由であれか、肝に銘じよう。
なん

なんの感想・評価

3.5
愛ってなんやろなあ・・・

20世紀を代表する哲学者サルトルと「第二の性」で女性の概念を説いたボーヴォワールとの出会いからパートナーとして契約結婚し、その中での様々な苦悩を描いてる。

サルトルについてのレポート用に見た。

哲学だけじゃなくてフランスのブルジョワジーや、歴史について知ってると面白さ倍増。
伝記映画というだけあって実際の映像や発言、場所等々が使われててとてもよき。

三角関係どころじゃなくてもう「家族」って認めあってるのがすごい価値観だなと思いました。

所々急に場面が変わるので分かりにくさはあるけど既存の恋愛観をぶち壊してくるので働く女性に是非見てほしい作品です。
一休

一休の感想・評価

5.0
この映画を観終わって、この時連れて行ったうんちく奴隷に、「結婚ってどういうことなんですかね?」と聞かれた。
オイラの意見として、「結婚するということで役所に書類を提出する制度は、単なる税制だよ。好きな人と夫婦として一緒にいるというのとはまったく別の話だ。だって人類の歴史上、市役所に結婚届を出すようになった150年前よりもっと前から、夫婦という形はあったんだから。」と言っておいた。

第一次世界大戦以後、第二次世界大戦開始の間、ヨーロッパはそれまでのキリスト教的生活基盤を見直す風潮が起こり、若者たちがその思想を形態化していった。
そんな中に哲学という手法を以って現れてきたのが、ジャン=ポール・サルトルという人物だ。
しかし、彼は彼一人だけでは、自分の思想を形にする事も、人に示す事も出来なかった。
その彼の前に現れたのが、ソルボンヌ大学の女子学生であったシモーヌ・ド・ボーヴォワールであった。
後に『実存主義』と称される自分の思想を理解できる出来、しかも、それを具現化しながら一緒にいてくれる女性としてボーヴォワールを選んだサルトルであったが、「女性はある年齢になったら、妻となって、夫の言うままに生きていくもの」というカトリック的男尊女卑の世界で生きるボーヴォワールという女性にとっては、サルトルという男と一緒に生きていくというのは、他人には理解しがたい一大決心であった。
サルトルのために快楽を与え、サルトルの書いた文章を出版するために働き、サルトルの不道徳(?)を擁護する人生。
しかしそんな中でも、アメリカ講演旅行中に、オルグレンという自分の為の快楽を見つける。
ボーヴォワールの快楽を担う事ができると感じたオルグレンは、パリへ帰ると言うボーヴォワールを引きとめるために、指輪を送って求婚する。
結婚は断ったものの、オルグレンをともなってパリにもどったボーヴォワールであったが、サルトルとの長い年月を自分の快楽だけと交換する気にもならず、結局、サルトルと自分の人生を沿わせる事を選ぶのだった。

題名は【サルトルとボーヴォワール 哲学と愛】であるのだが、原題は『愛の花』とかなんとかいうのだし、内容としてはむしろ『ボーヴォワールとサルトル』といった感じだ。(笑)
一見すると、自分勝手なサルトルという男に尽くしたボーヴォワールという女の一生を描いただけのように見えるが、ちゃんと考えると、婚姻届を出さずとも、夫婦という形を容認した現代フランスを先取りした女性の一生を描いているのだ。
それは、自分の好きな男と添い遂げるための方法論や、その覚悟を持つか持たないかという話だ。
自分の人生を自分で生きたボーヴォワールだからこそ、愛されたという事実と愛したという事実を証明するかのように、唯一愛の証として贈られたオルグレンからの指輪をはめたまま、ボーヴォワールの横で眠りに付くという人生を送れたのだろう。

今回の映画を観ると、やはりロマンスというのは始まりに起こるのではなく、終わりを見た時に感じるものなんだと思ってしまう一休であった。
furuno

furunoの感想・評価

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浮気が偶然で必然が本命とサルトル先生。

もう少しおとなになったらもう一回みてみたい。
常人の考えを飛び越している2人。こういう人生もあるんだなぁと。サルトル、ボーヴォワールについてわかりやすく知れてよかった。映画の中のサルトルは小さくてブ男だけど恋しそうになる。
NozomiE

NozomiEの感想・評価

3.5
研究でボーヴォワールの「老い」を読んで、気になった。
ほーん、そうなのか、とはなるんだけど、映画としてはそんなに魅力は感じなかった…かな…?あとなにより、哲学や抽象論を振りかざして、結局好き勝手するような男の人、キライ!だから、サルトルにあまり魅力を感じなかった笑 「嘔吐」は読んでみたいけど。

月並みな感想としては、自由に学問をすることを奨励してくれる周囲に囲まれて幸運だな、と思った。ボーヴォワールが若き日を過ごした時代から、100年も経ってないのね…
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