デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章の三陸わかめのネタバレレビュー・内容・結末

極めて惜しい。

おんたんと大葉の関係や渡良瀬と門出の関係はむずむずする心地よさが最高だったが、とにかく結末がいただけなかった。

おんたんと門出の関係と絆の強さを描けば描くほど、最後の結末はあれではいけない。おんたんはタイムシフトしてまで門出を救いたかったのだし、自分の性格を変えてまで門出と一緒にいたかった。二人の関係を思えば、代償が大きければ大きいほど結末として相応しいと思う。母艦の爆発で人類が滅亡しなければいけなかった。
それが被害は東京に限定され、中途半端に人が死ぬ。おんたんと門出は無事。二人の優しさに触れた大葉の孤軍奮闘によって人類は滅亡を免れました、という侵略者との絆みたいなテーマにすり替えられていて、前編に描きに描いたおんたんと門出のストーリーは消化不良。

門出を救えて仲良く幸せな関係が、一瞬にして消えても、自分は後悔はない、そんなおんたんの物語を期待した。