浅野公喜

奇跡が降る街の浅野公喜のレビュー・感想・評価

奇跡が降る街(1991年製作の映画)
3.3
真夏に観る実話に基づいたクリスマス映画。宝クジが当たったのに文句垂れて教会に雪玉を投げるオープニングからちょっと惹き込まれます。監督・脚本は「カムバック・トゥ・ハリウッド!!」のジョージ・ギャロ。

やたら運の良い主人公に対し、運の悪い父親。それが対比として描かれるわけですが、ストーリーが進むうちにその格差は大きくなり、葛藤するだけでなくギャンブルで大損する父親にはどこか同情する場面も。大きな感動が有ったわけではなかったのですが、イタリア系ならではの家族や友人達との絆の深さを見れただけでなく、それが奇跡を呼ぶ故に持つべきものは友ならぬ人間同士の繋がりなんだと再確認出来た気がします。

父親の作るまずいピザを一番喜んだのが野良猫、というのがウケました(笑)。
浅野公喜

浅野公喜