RIO

怒りの日のRIOのレビュー・感想・評価

怒りの日(1943年製作の映画)
4.5
いつでも不安だらけだ
心の中で大丈夫かと

1623年 神様を前にして嫌疑が掛かれば自由意志なんてない
火炙り目前にしてまで告発を強要する魔女狩り

幸いなる火刑によって処罰された
神の栄光のために

純真 無垢 清らかななんて偽善な言葉なんて聞きたくない
受け入れて貰えないアンネの顔に翳り

影から光が現れる映像美は重厚感で押し潰してくる
白樺の林に浮かぶ2人の影も何もかもが美しい

父親の亡骸の傍らで自分たちの幸せを考えてる若い息吹
果てしのない希望と逃れられない死
反転しながら対比が常に支配していた

神様から生まれた魂はいずれ神様のもとへ

涙の奥に揺れる焔を見てくれたマーチンの変貌には涙出た 酷っ
冷たく陶器のようなアンネの肌が語り尽くしているもの キリスト教の聖書の言葉が随所にあってそのまま時代の反映に縛られている苦悩が見えました
十字架から始まり十字架に終わりましたが傘のような意味はなんでしょうか
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