シャンパンをかけたらパソコンが意思を持ち始め人間に恋をしてしまうSFコメディ。監督はアーハの名曲「Take On Me」のPVを手掛けたスティーヴ・バロン。
ストーリーからしてかなり強引ですがそれが80年代らしさ(?)。上の階に住むヒロインのチェロ演奏に合わせて電子音で応える序盤から楽しく、主人公の指示に反応したり曲まで作ってしまう今で言うSiriやAI的なシステムを40年前に描いている事に驚きます。
前述のシャンパン云々からも伺えるように主人公はかなりドジで突拍子もない行動をするので何故ヒロインが惚れたのか正直理解し難いのですが、人を愛するという人間ならではの特徴や魅力を際立たせる内容になっており、PV出身の監督だけに曲に合わせて光を放つ歌詞が綺麗に幾つも並んだりバラエティに富んだ映像世界が目白押し。
ジョルジオ・モロダーやカルチャー・クラブにフィル・コリンズ等、挿入歌も充実してます。