トランスマスター

フレンチ・ランのトランスマスターのレビュー・感想・評価

フレンチ・ラン(2015年製作の映画)
3.5
オンライン試写会で視聴
原題:Bastille Day
フランスの革命記念日のパリが舞台のバディ・アクション
海外ドラマ『Game of Thrones』のロブ・スターク役のリチャード・マッデン演じる天才スリが、左翼活動家の女性が極右政党に仕掛けようとした爆弾を盗みそれを捨てた場所で爆破したため。テロ犯として指名手配として追われる身となる、CIAのフランス支局の自称ラティーノのアフリカ系アメリカ人のケース・オフィサーに救われるが弱みを握られCIAのエージェントとしてスリのスキルを活かして協力するお話です。FOXの海外ドラマによく似たストーリー展開です。

◆良い点/注目ポイント
・最近リリースされるCIAをモチーフとしたハリウッド映画は、中東での軍との共同作戦が多いので、ユーロ圏の都市を舞台とした作品は逆に新鮮です。
・イドリス・エルバのシラットのような近接戦闘が
海外ドラマ『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』のマイケル・ウェスティンのような連続コンボ!
・犯人側の様々な予測不能な仕掛けに驚きます。
・スリの連続コンボもピタゴラスィッチ状態も必見。

◆改善点
・黒幕がフランスではありえない感じなので南米を舞台にするとリアリティがあります。
・フランスを舞台にした作品特有のパトカーの”パーポーパーポー”という間抜けなサイレン音がなかったのが残念。

◆総括
・海外ドラマや刑事ものアクション映画が好きな人に向いています。
思ったほどパリの風景の描写が少なかったです。