花の都として世界から賞賛されているパリで、異色のコンビが魅せるバディアクション作品。
フランス革命記念日前夜、パリ市街地で爆弾テロが発生する。容疑者として浮上したのは、スリの若者マイケル。捜査を担当する事になったCIA捜査官ブライアーは、イラクで命令を無視し、テロリスト6名を射殺した当局きってのアウトロー。見た目も性格も全く異なった2人が追い求めるものとは…
『この2人、パリ出禁。』
観賞前は体調を整えてから挑みましょう。
少しでも居眠りしてしまうと、置いていかれてしまう程テンポ良く物語が進んでいきます。次期ジェームス・ボンドとしても呼び声の高いイドリス・エルバの犯罪者を嗅ぎ分ける異常なまでの嗅覚と、仲間の策略によって悲運な死を遂げたロブ・スタークを演じたリチャード・マッデンの仔犬の様な瞳に潜む洞察力が、表社会をひっくり返そうとする闇に立ち向かいます。
序盤からひやひやさせられるアクション要素とエレベーター内でのやり取り後は、フランスの街中を一緒に走り回っている事でしょう。
マット・デイモン主演で昨年公開されたジェイソン・ボーンよりも、個人的にはこちらの方が断然好みな仕上がりの作品でした。