元始堀江美都子は太陽であつた

社長漫遊記の元始堀江美都子は太陽であつたのレビュー・感想・評価

社長漫遊記(1963年製作の映画)
3.1
 フランキー堺の芸達者ぶりに感心した。「アメリカ人風"アカシアの雨がやむとき"」などという、タモリみたいな芸が最高。これだけでも一見の価値ありですよ。
 雪村いづみと流暢な英語で会話したあと、バリバリの方言で小林桂樹と応酬を繰り広げるのも面白い。小林桂樹もうまいなあ。しかし雪村・フランキー両名とも、英語の発音に日本人的な訛りがほとんどないのには、あらためて驚かされた。現代の、国際的にバリバリ活躍するアジア系俳優ですら、けっこう訛りがある気がするのだが……。ふたりとも進駐軍相手に仕事してたのが大きいのだろうか。

 あと、本作でも藤山陽子が最強に可愛い。