狂乱のアンゴラ、戦慄の地雷原―――。

…皆割とヨユーで地雷解除するけどな！



内戦により荒廃したアンゴラ共和国。
退役軍人のジャック・ランドールは国連スタッフとして息子や仲間と地雷除去作業を行っていた。

だが、和平の協定が破られ、政府と反政府組織が交戦状態に入った。
反政府軍の武装組織が押し寄せ町は戦場と化す！！！
ジャック達もセスナ機に乗り国境へ向かうもセスナ機が撃ち落とされてしまう。
更に反政府軍を率いるヴァンダム少佐(注・ジャン＝クロード・ヴァン・ダムさんの事ではありません)が懸賞金目当てに彼らを狙う。
国境へ行くには地雷地帯を通るしかない、果たしてジャック達は国境へたどり着けるのか…。



内戦に巻き込まれた国連の地雷処理班が、反乱軍の襲撃を掻い潜りながら国境への脱出を目指す、サバイバル・アクション映画。

何というか、如何にもなB級アクション映画が見たい気分になったので、ジャケ絵を見て如何にもそれっぽそうな映画をチョイス。
因みにジャケ絵のガスマスク姿の兵士は今作に一切出ない。ｗ
ｵﾌﾟﾃｨﾏｱｱｱｱｧｧｧｧ(ry


話は「地雷処理班が戦地で悪い軍人に狙われたので逃げる」という一見超シリアスそうな話。
しかし、内容や作風はまるで80～90年代のコッテコテなB級アクション映画のノリ。
主人公側の面子は如何にもなアメリカンなノリの連中が多いし、悪党もヒャッハー系なコッテコテな連中揃い。
映像の雰囲気もBGMも火薬爆破シーンもドンパチシーンもまるで80～90年代の映画みたい。
クライマックスは敵ボスとの殴り合いだし、ラストはハッピーエンドからの陽気なエンディング曲！！！ｗ
幾ら2000年代に入る直前の作品とは言え、ここまで昔のコマンドアクション映画みたいなノリで作られた作品が90年代末期～00年代初期に存在しているのは驚きだ。
…と思ったけどちょっと前のNu Image(現Millennium Media)制作のB級アクション映画もそんな感じだったっけ。ｗ

ドンパチは主人公側が非武装なのであまり描かれず、クライマックスで地雷活用してそれなりに応戦して脱出する程度だが、地雷除去や戦闘シーンではしっかり火薬爆破が展開される。火薬量も中々。
前半と中盤で描かれる地雷除去シーンもそれなりの見せ場になってる。

またこの手のB級映画にしては割とキャラがちゃんと立っていて、生真面目な軍人の主人公と如何にもな反抗期な息子との関係が修復される展開は案外悪くなかった。
登場人物も主人公がやや真面目な堅物寄りなぐらいで、不快なキャラや足を引っ張るような連中がいないのも好感触。


難点としてはノリがB級アクション映画真っ盛りなので全編リラックスムード漂いまくりであんまり緊張感が無い事。
後、ラスボスとの戦いは殴り合いだが、大したことは無いしアッサリ終わるので最後の最後でショボさが出ちゃった。ｗ


って事で、何処までも第一印象通りなお気楽B級アクション映画ではあるが、火薬量はそれなりに摂取できるし、作りもわりかしちゃんとしているので平日の夜の暇つぶしにはなると思います。
火薬ドンパチ好きなら期待しないでどうぞ、まぁこんな如何にもなB級アクション映画を見る人は大体それ目当てだろうと思うけど。ｗ

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30年の内乱が続くアフリカのアンゴラ。いまだ180万個の地雷が仕掛けられたままのこの地で、地雷除去作業を行う元軍人と国連の医療ボランティアの医師らが、テロリストまがいの反政府軍に狙われるって話☆

″スーパーのワゴンセールで売ってました″シリーズです（勝手に命名！）。

パッケージ裏の惹句に
「緊迫のブービートラップ・アクション！！」
と書かれていたのに釣られました。

ところがどっこい！
なかなかのアタリを引きました！！

地雷処理の緊迫感！失っていた親子の絆を取り戻す物語、ほんのり描かれる大人の恋模様、純粋悪の卑劣な白人傭兵、ムチムチ・タンクトップ・ガール！！
と、エンタメとして必要な要素の全部乗せな一本(*￣ー￣)☆

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最後、一騎討ちになるのが良いなと思いました。