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天才マックスの世界のmanamiのレビュー・感想・評価

天才マックスの世界(1998年製作の映画)
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ある意味では確かに天才であろうマックス。天才とナントカは紙一重、ですしね。彼の世界は周りを巻き込むことで、より力強く回り、進んで行く。その波瀾万丈な数ヶ月間を描く。
D+のリード文には「天才児マックスの、マックスによる、マックスのための世界が展開される全米大絶賛の新感覚インテリジェント・おバカムービー!」ってあって、「天才『児』?」って疑問が浮かぶ。一応15才って設定。演じるジェイソンシュワルツマンは実年齢17,8歳ぐらいか。諸々考慮しても、せいぜい「天才『少年』」ぐらいよね。
まあとにかく多感なお年頃だから、頭ん中半分くらいは異性のことで埋め尽くされてる。そんでもってウィスキーのソーダ割りをかっくらった挙句、想いを寄せる相手と一緒にいた男性に八つ当たりしちゃう。恋敵との陰湿な嫌がらせバトルを繰り広げたりもしちゃう。絶対に敵に回したくないし、友だちにもなれなさそうな男だわ。
彼に関わる人たちも迷惑がったりイラついたりするんだけど、なんだかんだで一人ぼっちになることもなく、次々に思いつく案件にもみんな付き合ってくれる。これはいわゆるカリスマ性、ってやつなのか。
マックスが嘘をつきまくってて、普通ならある程度のところで「そのせいで痛い目を見る」ってくだりが入りそうなもんなのに、「嘘をつかれてた」って気付いた人々がほぼノーリアクションなのもね。笑うよね。
あと美人の母ちゃんを持つダークが可愛くて、しかも良い子。

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