Yuki2Invy

デスペレート・リビングのYuki2Invyのレビュー・感想・評価

デスペレート・リビング(1976年製作の映画)
1.5
ジョン・ウォーターズという人は、もう完全に箍が外れちゃってるとゆーか、この人に限っては本当に最低限の倫理感も無いとゆーか、本当に(本当の意味で)やってはいけないコト(常人がやって欲しくないと「願う」コト)を悉く平気でこれ見よがしにやってくるな、という感じなのですよね。映画製作って大人がチームでやってるコトですから、やっぱりワリと高度にその面のブレーキかかると思うのですよ。その意味では、彼と彼のチームというのは確かに史上最高(最悪?)に「唯一無二」なのであって、その点から彼らを評価する向きがあるのは重々承知です。ただし、私はごくマトモな人間なので、正直全くコレに価値を見出すことは出来ません。コレに普遍的な価値があると思う若人が後に続かないことを願って、この評価としておきますのですね。

単純に「彼の」映画として観た場合でも、今作は多分に寓話的に描かれている、という部分のコンセプトからしても彼の作品としては不必要に非現実的=トガリが落ちているという様にも思います。その意味でも『ピンク・フラミンゴ』にはその点のクオリティも劣る、と思いますね(私もココだけは冷静に判断しちゃってますケド、どっちもクソなことに変わりはありませんケドね!)。
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