Maiko

クライシス・オブ・アメリカのMaikoのレビュー・感想・評価

3.0
現実でも起こりえる恐怖...

今年4月にこの世を去った、オスカー監督ジョナサン・デミが手掛けたサスペンス映画です。

湾岸戦争。クウェートの砂漠地帯で襲撃されたマルコ少佐の部隊は、レイモンド・ショー軍曹の活躍で無事生還します。アメリカでは英雄として迎えられたレイモンドは副大統領候補として脚光を浴びるが、マルコには違和感がありました。マルコは、元部下の告発を機に、自分たちの戦争の記憶が何者かに植え付けられたものではないかと疑うようになります...

ハッキリ言って退屈でした。話の状況がイマイチ読めず、置いてきぼりにされた気分でした(^^;)ただ後半以降は特にハラハラして、目が離せませんでした!終盤はまさかの展開でビックリでしたが、消化不良な終わり方でした、、、

良かったのは、名優たちの演技合戦です!デンゼル・ワシントンは流石の安定した演技でした☆メリル・ストリープはホラー級の怪演でした!リーヴ・シュレイバーの掴みどころの無い演技も見所です!

今作のポイントは、ずばり「マインドコントロール」です。何者かに洗脳され、記憶を植え付けられると思うとゾッとします...鑑賞中、ジワジワと恐怖を感じました。心理的に迫って来る恐怖ですね...普通のホラー映画よりも怖いかもしれません。

これは評価が分かれそうな作品だと思います。私はイマイチでしたが、題材は面白いです!原作の『影なき狙撃者』もチェックしてみようかな!
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