しりたん

マニアック・コップのしりたんのレビュー・感想・評価

マニアック・コップ(1988年製作の映画)
3.0
原題:MANIAC COP


知る人ぞ知るコアな殺人鬼映画。
警察官が殺人を繰り広げるストーリーで密かに話題はあったようです。・・・海外ではw

DVD版は、はるか昔に廃盤になってしまいプレミアム価格。もう観ることは出来ないのだろうか?っと思っていたが、BD版が発売。
レンタルに出回らない、セル版はやや高価だったので購入をためらっていたが、購入に踏切りました。
※Blu-ray版、2022.03.25現在、高値ついてます。

鑑賞に至ったわけですが、改めて観た感想としては「なぜ、こんな物を また観たくなったのであろうか?」に尽きる・・・。
つまらなくはないのだが、殺人鬼のマット・コーデルは死から蘇ったのか?その辺が謎。まあ、銃で撃たれても血は流さないし、”頭を何発も撃っても~”っと死者を思わせる話はでてくるのだが、マット・コーデルの死体を調べていた刑務所の医者の話だと微妙に生きていたとか・・・。その辺があやふやなのが気になってしまった。

マット・コーデルは殺人するのに一応意味がある。
それは本編観ていれば分かるのだが、なぜ一般市民を無差別に手をつけ始めたのかが謎。
作り手の方で”動機はないけど無差別にやっちゃえw”みたいな適当感を感じられるのは気のせいか?w

キャストがこれまた濃いキャスティング。
『死霊のはらわた』で有名なブルース・キャンベル。
『クリープショー』『ブラッディ・バレンタイン』に出演している刑事役がとにかく似合うトム・アトキンス。
今作の殺人鬼、マット・コーデル役は『デッドフォール』で
おちゃめ(?)な囚人役だったロバート・ツダール。

今作の殺人鬼、マット・コーデルは終盤まで素顔はさらされない。
観ているこっちとしては、「素顔まだ?!」な気持ち。
パンチラならぬ、絶妙な顔チラしか映らない。素顔をさらすのを期待して、あれよあれよと最後まで観てしまう不思議な『マニアック・コップ』。

特典映像は大体が予告編。こんなにも予告編はいらないw
ロバート・ツダール、トム・アトキンス、ダニー・ヒックスのインタビューが各数分ずつ入っているが、ダニー・ヒックスって誰だ?っと見てみたら、SWAT部隊の1人でブルース・キャンベルを捕まえに行くだけの人。会話も微妙でびっくらこいた。
ロバート・ツダールのインタビューは、これでしか見れないのではなかろうか?私はファンではないが、貴重だと思うw
トム・アトキンスの話で、『マニアック・コップ』の共演者とひょんな所で再会した話はおもしろかった。

ちなみに原題はマニアック・コップですが、TV放送時についた名前がなぜか『地獄のマッドコップ』。
2作目、3作目と作られましたが”マッドコップ”は使われず、邦題は原題と同じく『マニアック・コップ2』、『~3』となってます。
2作目のDVDはプレミア価格。3作目はDVD化されているのか謎。

【 追記2021.03.25 】
テレビ放送された時の追加映像は特典映像でその部分だけ見れる仕様になっています。かなり映像は汚いけれど、ここまでしてくれた発売側の方々の熱意には感謝します。
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