せびたん

バットマンのせびたんのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
5.0
やべぇ…。これも好き。カッコよすぎる。何このストイックなのに狂気な物語。抑制効かせまくりなのにこの狂気のレベルまでいってるっていうのがヤバすぎて好き。ずっと前に見た時も好きやったけど、ここまで好きって思わなかったのになあ。この気持ちはもしかすると恋かもしれないです。ストーカーするしかないかもっ!(←恋した時の反応がおかしい人)(←このくだり、前にも他で使ったかも…)

「気狂いピエロの決闘」のクライマックスは、本作へのオマージュだったことに改めて気付きました。「セルラー」のお姉さんがヒロインだったことにも!「セルラー」も再鑑賞したくなるわー。

この時代までの役者さんにはこのキムベイジンガーさんみたくめちゃめちゃ綺麗な人が多い印象があります。そしてみなさん努力の形跡を消した自然体の演技をされてるような。今の役者さんは逆に、顔立ちの綺麗さが目立たないメイクや髪型にして(生まれ持ったものは隠して)努力の形跡バリバリな演技をしてるので、ぶっちゃけ疲れることがあります。本作のジャックニコルソンに感じるように「うまいなー。すげー」とはならないんです😖💦うまくなくはないんだけれどそういうふうには感じられず、バリバリ努力してるんだなあってことばかり伝わってきて映画に集中できないというか😅邪魔というか😉(←けっこうクズな発言かも?)。

ところで本作の主要人物はバットマン、ベイジンガーさん、ジョーカーさんですが、完全にゴッサムシティと一体化してるバットマンが陰鬱な基調(狂気)を作品に与え、ジョーカーさんが弾けまくり(狂気)、明るく輝くベイジンガーさんは戸惑ったり翻弄されてりしながらも自分というものを失わない(正気)。そんな構図だったように見受けました。

2でのバットマン、キャットウーマンさん、ペンギンちゃんの関係とはずいぶん違ってましたけど、微妙に相関関係あるっぽい感じがしましたわ。正気だった立ち位置の女性が狂気に変わっただけっていう。


次はノーラン監督の3部作見るぞー。
せびたん

せびたん