サワラ

13回の新月のある年にのサワラのレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
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・行動の理由や目的なども含めて、全部が曖昧さを意図的に含んでるような話だと思った

・画調の鮮やかさと、それを幾何学的にフレーミングする深い黒のコントラストが綺麗。紫色の文字がトントンと出てくるオープニングクレジットも良い

・世界の構造によって奪われた居場所についての語りをバックに屠殺されていく牛たちの絵がストレートで強烈

・赤い空間の首吊りやオフィスでのダンスシーンも、ニュアンス含みながらのユーモラスさがある、主人公の人生に立ち合わせた様々な人々に囲まれるラストの構図も印象的

・語りが多い洋画を見るたびに、吹き替え版で見ないとフルで染み込んで来ないような感覚がする
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