kumi

13回の新月のある年にのkumiのレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
3.8
7年おきに来る「太陰年」に新月が13回巡る年が重なると、
なす術もなく破滅する者が幾人も現れる-。

この説明だけでも興味を惹かれ、
しかも監督が一筋縄ではいかないファスビンダー。

愛する家族がいた男性は、あるとき
女性に性転換しそのきっかけを作った
男性のもとへ会いに行く。

いくつもの絶望を見て、体験して傷つく。
その繰り返しの中、自分は戻れないところに
立っていることに改めて気付く。その恐怖。

ひとつ謎なのが、会いたかった
アントン・ザイツという男の部屋で
突如「入寮パーティ」なるダンスが
喜々として行われていたこと。
あれ、当時は流行っていて誰もが出来る
ネタだったのだろうか、、
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