らいち

イノセンスのらいちのレビュー・感想・評価

イノセンス(2004年製作の映画)
4.3
押井守がアニメ全盛期に最高のスタッフと最先端の技術、巨額の予算を投じて作った完全自己満足作品。製作費20億なのにも関わらず興行収入はたった10億だったことからもそれはうかがえる。
難解な表現の数々、不気味な人形たち、それ以上に引き込まれる引き込まれる退廃的な未来都市。視聴者を遥か彼方に突き放す展開。とても興行アニメとは思えない。それ故評価は真っ二つに分かれる。難しいと、一度で見るのをやめた人は二度と見ることはないだろう。だけれども、再度見てほしい。わからないところがあればゆっくり考えてみてほしい。不思議と何度でも見ることが出来る。SFが好きな人間ならば、騙されたと思って時間のある時にでもゆっくり見てほしい。
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