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イノセンスのmoonのレビュー・感想・評価

イノセンス(2004年製作の映画)
3.9
ハリウッド版ゴーストインザシェルの予習として。押井守のGHOST IN THE SHELLの続編にあたる作品

少佐が失踪した後なので話の主人公はほぼバトーとトグサ。人間と機械の間で葛藤する少佐から、何を持って"自分"を自分たらしめているのかを考えさせられる攻殻機動隊シリーズだけど、2作目にしてこの作品の主題がやっと掴めたような気がした。
それだけ複雑で入り組んだ世界観…

何よりも前作よりも色濃い世界観と美術にやられた。日本・香港・タイあたりをごちゃ混ぜにしたようなスラム街とゴテゴテのパレードシーンも、オルゴールが鳴り響くあのお屋敷もデザインが素晴らしいです
(プロダクションデザイナーとして種田さんが関わっているのを知って色々と納得。)

個人的にはベルメールの球体関節人形がほとんどそのまま出てきたところでニヤリとしました
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